日本共産党区議団のトマ孝二議員は第2回区議会定例会の代表質問で、安倍首相の「憲法9条に自衛隊を明記し、オリンピック開催の2020年に施行」との発言に対して、国務大臣や公務員の憲法尊重擁護義務を定めた憲法99条に反するときびしく批判。
自衛隊を憲法に書き込むことで、9条2項の歯止めがなくなり、海外での武力行使が無制限になると指摘。区長に、憲法9条を守ることについての認識を質しました。
内心の自由を踏みにじるテロ準備罪は、憲法違反であり、政府に撤回を求めるよう区長に迫りました。
「速やかに九条二項を削除するか、あるいは自衛隊を明記した第三項を加えて二項を空文化させるべき」
首相が顧問を務める日本会議の政策委員でもある小坂実氏(日本政策研究センター研究部長)の発言。
『明日の選択』11月号
代表質問では、区民の健康にかかわる築地市場の豊洲移転計画について、汚染土壌を取り除く、盛土で遮断するとの都民への約束は守られておらず、孫の代まで赤字を押しつけると指摘。
都に対して、食の安全第一に、計画は中止して、築地での再整備を求めるよう区長に質しました。
専門家会議・平田座長 (5月18日専門家会議)
「無害化は難しい」、「環境基準以下にすることをめざしていない」
小池知事 (6月1日都議会)
「かつて都知事が約束した無害化することはできていない」と謝罪。
「豊洲市場が開場すれば、毎年100億円~ 150億円の赤字が生まれ、60年後の累積赤字は1兆円」「築地市場は最終的に黒字になる」(都の市場問題プロジェクトチーム報告書)
毒のある新市場で仕入れたものを、お客さんに売るわけにはいかない。築地を残してほしい
夫婦、子ども2人で、年収400万円の場合
国保料年41万円 とても払えないわ!
今年度の国民健康保険料の通知が届いた方から、「高すぎてとても払えない」と悲鳴が寄せられています。
負担能力を超えた国保料を引き下げましょう。
党区議団の提案
●国、都、区の財政負担を増やして、保険料の引き下げを求めます。
●党区議団は、低所得の加入世帯の負担を軽減するため、年間7000円から11,000円余の手当の支給する予算修正案を提案。
どの子どもも質の良い保育を受けられるよう
今年4月、認可園に入れなかった子どもの数は、706人、どの保育施設にも入れなかった子どもは266人で依然として深刻です。
いまこそ、すべての子どもが質の確保された保育が受けられるよう区が責任をもつべきです。
党区議団の提案
●民間まかせを転換し、区立保育園の増設に踏み出す。
●国や都に対して公立保育園整備に対する補助制度の創設を求めます。
区議団緊急アンケートには、切実な声が
●4月に入園できませんでした。来年3月までベビーシッターや区外の認可外保育所を利用するしかありません。
●認可園は第10希望まで書いたがすべて落ちてしまった。すこし遠くの保育室に入れたが、1歳で認可に入れる可能性は低いので、今から来年の保活に不安を感じている。
安倍政権は、介護サービス利用料の3割負担の導入と介護認定率を引き下げた自治体に予算を優遇し給付抑制を競わせる介護保険法等の改悪を強行。「介護の社会化」の理念を壊す暴挙です。
●政府は、単身で年金344万円以上の人たちの利用料を3割負担にする改悪は、やめるべきです。
党区議団の提案
●来年度の保険料は値上げせず、低所得者の負担軽減策を。
●保険料や利用料軽減制度は住民税非課税世帯までを対象にし、預貯金制限は撤廃を。
●区独自の高齢者福祉サービスの切り捨ては止め、充実を。
●地域包括支援センターの体制を強化し、安心の地域包括ケアの実現を。
特別養護老人ホーム待機者解消へ
早急に、特別養護老人ホームの増設を。代々木2、3丁目の公務員宿舎跡地や幡ヶ谷2丁目の都営住宅跡地の取得を。
※詳しくは「ニュース」紙面のPDFファイルをご覧ください。
●「区議団ニュース」2017年第2回区議会定例会特集号(PDF663KB)