2020年度一般会計補正予算(第6号)に、コロナ禍で減収になっている介護事業所、障がい者支援施設に、区独自の助成費が盛り込まれました。
新型コロナの影響による収入減や感染防止対策のための支出増で、減収となっている区内の介護事業所や障がい者施設に朗報です。
党区議団は、区独自にコロナ対策を求める区長要請や区議会本会議での質問で独自支援を求めてきました。
第3回定例会本会議の区長答弁で、来年度から難聴高齢者の補聴器購入費助成が実現することが明らかになりました。
党区議団は、昨年の第2回定例会から連続して助成の実現を求めてきました。当初区長は「区として独自の助成制度を創設する予定はありません」(2019年第2回定例会)などと冷たく切り捨てました。また渋谷社会保障推進協議会(渋谷社保協)などが第1回定例会に提出した「高齢者の難聴と補聴器購入への公的支援強化を求める請願」(1037人)も不採択になっていました。
しかし、党区議団と住民の粘り強い運動が、区政を動かしました。
渋谷社保協などが第3回定例会に提出した「経営破綻による医療・介護崩壊から国民のいのちを守るための緊急財政支援を国に要請することを求める請願」が全会一致で採択され、「要望書」(写真)が国に送付されました。
党区議団は、署名の紹介議員になるなど、請願採択に力を尽くしました。
長谷部区長は第3回定例会で突然、新島青少年センターを廃止すると表明しました。
新島青少年センターは、区内の青少年や区民が豊かな自然環境の中で、宿泊を通して自然に親しみ、グループ活動や親子の触れ合いを深める施設として50年運営され、新島村との交流も深めてきました。2018年度は、1701人が利用していました。区長は、昨年9月の本会議で、建て替えたいと発言していたにもかかわらず、議会にはからず、突然廃止することは到底許されません。区は再建すべきです。
●国民健康保険料15年連続値上げ
年収400万円の夫婦と子ども2人世帯の保険料は、年間49万4902円に。限界を超えていると悲鳴が。
●学校給食費の値上げ
多くの自治体が値上げしない中で、小中学校給食費を値上げ。中学生は年間6万1476円に。
●スポーツセンター冷暖房使用量の有料化
無料だった大体育室などの冷暖房使用料を有料化。負担できない利用者のスポーツ権の侵害です。
●学校図書館専門員を派遣に置き換え
直接雇用の学校図書館専門員を突然解雇し、派遣に。子どもに読書の楽しさを教え、豊かな成長を育む図書司書は、正規雇用ですべての小学校に配置すべきです。
●渋谷駅周辺再開発
●渋谷駅街区北側や南口北側の自由通路などに
5億8000万円
●道玄坂駅前地区、東急のフクラス建設に
7億7500万円
●新宮下公園は三井不動産などの指定管理に
定期借地料を190億円も値引きした上に、公園管理でも三井不動産に奉仕。区民からは、「都市公園機能の後退」と批判の
声が。
●北谷公園も大企業に提供
北谷公園をパークPFI方式で東急株式会社に整備させ、カフェなどでもうけさせます。
区は、都と一緒に渋谷地区ステップアップ事業を進めています。
児童会館跡地(都有地)と区役所第二美竹分庁舎跡地と美竹公園を、
民間活力を活用するとして、大企業に一体開発させて儲けさせる計
画です。区民のかけがえのない土地は、福祉施設の整備など区民
福祉の増進のために活用すべきです。
※詳しくは「ニュース」紙面のPDFファイルをご覧ください。
●2020年11月・第3回定例会特集号2020年夏季号(PDF660KB)