国土交通大臣 殿
2022年3月29日
日本共産党渋谷区議会議員団
3月13日、午後3時30分ごろ、渋谷区本町1丁目のテニスコートに航空機からのものとみられる氷塊が落下する事件が発生した。
国土交通省は国会答弁で、「落下物のリスクをゼロにすることはできない」と答えてきたが、氷塊落下が現実に起きたことに、住民からは、いのちにもかかわる重大問題として怒りと不安が声がっている。
渋谷区議会では、昨年9月の第3回定例会で、「羽田新ルートの運用停止を国に求める意見書」を決定し国交省にも提出してきた。また、これまで数次にわたって開かれてきた国交省との懇談の中でも、毎回、落下物の危険の指摘がなされてきた。
国土交通省は、「航空機から落下した可能性は極めて低い」として調査を打ち切ったが、住民はこのような国交省の対応を容認しておらず、かえって不信をつのらせている。今回の氷塊落下が航空機によるものでないと断定できない以上、新飛行ルートの危険性を事実で示したものと受け止め、厳重に調査すべきである。
日本共産党渋谷区議団は、国土交通省に対し、以下の点について強く要請する。