日本共産党区議団は、「路上生活者への人権侵害をやめ、話し合いでの解決を求める声明」を出しました。
渋谷区は、「都市再生ステップアップ.プロジェクト」の準備工事を区立美竹公園で進めるためとして、路上生活者を退去させた。
路上生活者は、12月13日の区との協議の際も、話し合いの解決を求めていたにもかかわらず、区は14日に路上生活者が移動した別の公園も利用禁止とし、さらに警備員が路上生活者を取り囲み、お金を含む生活物資を強制的に撤去した。15日に返還したが、生活物資を奪われた人たちは、寒風の中で一晩過ごす事態となった。
日本共産党渋谷区議団は、渋谷区が10月25日、利用者に事前通告もなく突然美竹公園を閉鎖した対応について、人権侵害として、長谷部区長に抗議の申し入れを行うとともに、話し合いによる解決を求めてきた。しかし、今回再びこうした人権侵害を行ったことは、福祉の増進を責務とする渋谷区として断じて許されない蛮行であり、決して認められない行為である。
日本共産党区議団は、渋谷区が直ちに話し合いを再開し、解決することを強く求める。
2022年12月16日
日本共産党渋谷区議会議員団