日本共産党渋谷区議団は、2月19日、渋谷区議会自由民主党議員団が提案した「新庁舎議場に区旗、国旗を設置することについて」、議会運営委員会のルールを破って採決したことに対する抗議の声明を発表しました。
渋谷区議会自由民主党議員団が2月8日の区議会議会運営委員会に提案した「新庁舎議場に区旗、国旗を設置することについて」が、2月19日の同委員会で議題に供され、自民、公明、シブヤ笑顔、新会派の秋元と須田などの多数で採決が強行された。
わが党区議団の3人の委員は、全会派一致を原則とする「議会運営の諸問題」の議案から意図的に外して、議会運営委員会の一般の議題として多数決で採決することは、なんでも多数派の思い通りの議会運営を許すことになり、渋谷区議会の民主的な運営のルールを壊すことになるとして、採決を行うべきでないと厳しく反対した。立憲民主党渋谷と無所属議員も採決することには反対したが、採決が強行された。
同提案は、自由民主党議員団が長年、「議会運営の諸問題」として提案してきたものであるが、2月7日の議会運営委員会で、何の理由も示さず「取り下げ」たものを、改めて翌8日の議会運営委員会に一般の議案として提案したものであった。今回の同党議員団の一連の行動は、自らも長年認めてきた区議会の民主的な運営を破壊し、自らの主張を数の力で押し通したもので絶対に許されないものである。
日本共産党区議団は、こうした暴挙に断固抗議するとともに、区議会の民主的ルールを取り戻すために全力をあげる決意である。
2019年2月19日
日本共産党渋谷区議団
幹事長 五十嵐千代子